「面接対策しないと、落とされるぞ!」
って、ネットにはよく書かれていますが、調剤薬局の場合は無難に答えれば大丈夫です。
「ほぉ〜!?」と、感心されるような答えを用意しなくてもいいんですね。
たぶん、調剤薬局では、無難に仕事をこなす人材を求めているからだと思います。
調剤薬局の場合はグループではなく、個別面接がほとんどですし、ライバルに対するプレッシャーもあまりないんじゃないかなぁ・・。
当サイト管理人は、事前に練習した内容の6割くらいしか答えられなかったのですが、それでも採用いただけました。
(ただし、製薬会社の研究職などは、もっと厳しいのかも)
ポイントは2つ。
大人の回答というのは、正直にぶっちゃけすぎないってことですね。
当サイト管理人は、前職でお局(おつぼね)と揉めて辞めたのですが、
「すっごい性格の悪い同僚が居たんですよ!私は悪くないのに辞めさせられました!」って、正直に答えたら面接で落とされていたと思います。
これを大人の回答にすると、
「前職も悪くはなかったのですが、将来を考えると総合門前で経験を積みたいと思っていました」
というふうにしました。
以下、調剤薬局の面接で、薬剤師が聞かれる質問をまとめましたので、ご参考に。
開始直後に聞かれるのがコレ。
少人数だと、面接官が軽い雑談を交えて、緊張をほぐしてくれることもあります。
面接官の本音は…
(本音)無難な自己紹介をしてください
一分程度で、名前、経歴、強みを話しましょう。
ということを詳しく話せば良いと思います。
すごく長い、すごく短い、途中で黙りこんでしまう、とかをしなければ良いと思います。
面接官の本音は…
(本音)当社のことちゃんとわかってる?なんとなく受けに来たんなら、適当に終わらせたいんだけど
回答するとしたら、こんな感じ。
ひとことで言うと、●●薬局さんの方針というか、雰囲気が私の希望と合うからです。
薬局を運営している会社の方針や、実際に薬局に行ってみて感じたことを述べましょう。
それが自分の希望に合う、ということ伝えればOKです。
例えば「患者さんとしっかりコミュニケーションをとりつつ、扱う薬の数が多く知識と経験が積めると思った」など。
悪い印象をもたれやすいのは、給料や福利厚生が良いなどの待遇面を述べること。家から近いから、というのも印象悪いかも知れません。
ぶっちゃけ、お金の面は一番大事ですが、面接は「大人力が試される場」なので、気をつけましょう。
面接官の本音は…
(本音)変な辞め方してないよね?入社してすぐ辞められるのはやだよ?
当社のことちゃんとわかってる?適当に決めて来たんなら、適当に対処したいんだけど
ネガティブな理由をあげず、ステップアップや、将来のために転職しましたと答えましょう。
当サイト管理人はぶっちゃけ、「同僚のお局がウザイから辞めることになった」のが正直なところですが、そうは言いませんでした。
将来を考え、総合門前での経験を積みたいと思いました。
大人力です。大人力。
面接官の本音は…
(本音)客観的に自分を見れてる人?
自分の長所と短所がよくわからない…という人にはコツがあります。
まず、短所を思い浮かべます。私は、自分の短所なら、瞬時に5つくらいは思い浮かびます。
次に、短所を良いふうにというか、好意的に言うとどうなるか考えます。これが長所。
例えば、こんな感じです。
短所「礼儀がきっちりしていないところがあって、先輩から馴れ馴れしいと言われることがあります」
長所「患者さんに、説明がわかりやすいと褒めてもらえること。名前を覚えてもらって、楽しそうに話しかけてくれる方が何人かいらっしゃいます」
NGなのは、「長所は、抜群のコミュニケーション力があることです」とか、自分で言っちゃうことだと思います。
面接官の本音は…
(本音)本気で面接受けに来てるなら、質問の1つくらいあるよね?
あらかじめ用意していきましょう。
その薬局のことを調べておいて質問するのも良いですが、「人に聞かないとわからない」ような質問が良いと思います。
面接の場に、現場のかたがいらっしゃるなら、「●●薬局さんでの、管理薬剤師の仕事はどのようなものでしょうか?」という質問はどうでしょう。
この質問の意図は、「ゆくゆくは管理する立場になりたいと思います。つまり、長く勤めたいと考えています」という意志を伝えること。
ちょっといやらしいですが、大人力ですね。
NGなのは「特にありません」とか、「イエスかノーで答えられる質問」とか、「それ聞いてどうすんの?」と思われる質問でしょうか。
給料や、休日、残業時間とか、ましてや離職率はどのくらいですか?なんて面接の場で聞くのは、完全NGです。
実は私、面接は完全素人です。
ひととおり偉そうに書いてきましたが、転職エージェントさんで、面接の練習をさせてもらったんですね。
1人で対策したわけじゃないんです。ごめんなさい。
担当のコンサルとさんが、雑談のような気軽なヒアリングで、私の長所とか短所とか、志望動機まで引き出してってくれました。
あと、さらにズルイ点がひとつ。
面接の場にもコンサルタントさんが同席してくれたんです。
「言うことを忘れて、頭が真っ白になっても助けてもらえる」という安心感。
落ちるわけない!
面接で聞きにくい、給与や、休日、残業面などもコンサルタントさんに交渉してもらいました。
「私の場合は、例文と微妙に状況が違うんだけど…」というあなたは、面接対策や同行してくれるエージェントサービスを利用すると良いかも知れません。
ご参考までに、私の体験談をこちらにまとめておきました。
おつぼねがウザイので転職した
不覚にも、お局の圧力に屈して転職することに。悔しい…!だけど、食べていかないといけないので、ビクビクしながら転職にトライしてみました。
薬剤師転職エージェントを利用してみた
3つのエージェントさんを利用してみました。特に薬局の転職に強そうなところを厳選。どれも一緒かと思ったら、全然違うんですよね。実際、どうだったんでしょう。